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建築基準法と品確法住宅性能表示の比較

建築基準法と品確法住宅性能表示の比較【耐震性能】

建築基準法よりも高い耐震基準を満たす長期優良住宅の建築やリフォームが推進されています。家族の安全を守るために望ましいのは、建築基準法の1.5倍の地震力に倒壊崩壊しない『耐震等級3』です。



建築基準法と品確法住宅性能表示の比較【検討項目】

建築基準法と品確法では、壁量・接合部・基礎・横架材について品確法のほうがより詳細な検討を行います。例えば壁量については、建築基準法では考慮されていない準耐力壁を考慮します。さらに積雪の考慮や、建物重量の詳細な検討も行います。また床倍率も建築基準法では考慮の対象となっておらず、品確法性能表示独自の検討項目です。
建築基準法 品確法住宅性能表示 構造の安定
壁量 ○必要壁量の算出
 ・地震に関する必要壁量
 ・風に関する必要壁量
○存在壁量の算出
 ・耐力壁存在壁量
○判定
○必要壁量の算出
 ・地震に関する必要壁量(積雪考慮)
 ・風に関する必要壁量
○存在壁量の算出
 ・耐力壁存在壁量 ・準耐力壁存在壁量
○等級判定
 ・耐震等級(等級2,等級3) ・耐風等級(等級2)
壁の配置 4分割法または偏心率 4分割法または偏心率(準耐力壁は考慮しない)
床倍率 なし
○耐力壁線の設定・チェック(耐力壁線間距離≦8m)
○必要床倍率を求める
○平均存在床倍率を求める
○等級判定
 ・耐震等級(等級2,等級3) ・耐風等級(等級2)
接合部 ○「筋かい端部」と柱・横架材との接合部のチェック
○「柱頭・柱脚」と横架材との接合部のチェック>
○「筋かい端部」と柱・横架材との接合部のチェック
○「柱頭・柱脚」と横架材との接合部のチェック
○「胴差の端部と通し柱」の接合部のチェック
○「床・屋根の外周の横架材」の接合部のチェック
基礎 ○建築基準法の告示に基づく仕様のチェック ○建物条件に基づいて、構造計算、またはスパン表より基礎の仕様を選択
①基礎形状の選択 ②基礎の各部寸法の選択 ③基礎の配筋の選択
横架材 ○建築基準法の告示に基づく仕様のチェック ○建物条件に基づいて、構造計算による断面算定、またはスパン表より選択



構造安全性検討方法別 検定結果比較

一つの建物を、建築基準法と品確法住宅性能表示(耐震等級2、3)で検定すると検定結果が異なってきます。建築基準法よりも品確法住宅性能表示のほうが高い水準を要求していることがわかります。



建築基準法と品確法住宅性能表示の比較【必要壁量】

「木造住宅のための住宅性能表示」(日本住宅・木材技術センター発行)のモデルプランで建築基準法と耐震等級2、3でそれぞれ必要となる壁量を比較しました。1階X,Y方向、2階X、Y方向、すべてにおいて、等級が高くなるにつれて必要壁量が増加します。